整体を行なっている人が言うようなことではないのですが、姿勢が悪くても腰は痛くなりません!!!(同業の先生方、すみません。)
実際に当院にご来院いただいている方々からも、
「今までに姿勢が悪いから腰痛くなるんですよ〜」
と整体の先生やマッサージで言われてきたと訴える方が多いです。
しかし、実際には姿勢が悪いから腰の痛みが出るという研究結果は否定されています。
・両足の長さが違うと腰の痛みが出やすい
・背骨のねじれや足の長さは腰痛に関係している
・若い時に姿勢が悪いと腰が痛くなりやすい
・悪い姿勢で働く仕事をすると腰が痛くなりやすい
今までこのように考えていた方も多いと思います。
しかし、これらの事は全て関係ありません。
両足の長さが違うと腰の痛みが出やすいの真相
もちろん、過去に交通事故などで足の長さが著しく違うと問題が出るケースがあるのですが、それ以外は特に気にしなくてもいいとされています。
人の体というのは元々、多少なりとも捻れや歪みなどの左右差があるものです。
逆にそれのバランスが左右対象だとそれはそれで問題が起きてきます。
例えば、内臓がいい例です。
肝臓や心臓は一つしかないですし、2つある腎臓でさえ左右の高さが違います。
このように人の体には左右で同じものはないのです。
背骨のねじれや足の長さは腰痛に関係しているの真相
背骨も先程の内容と同じです。
背骨も少し捻れているものです。
昔から側弯症があるという方も当院には多くご来院されていますが、医学的な目線で見ると側弯症はそこまでの影響がないといえます。
ですが治したい方のためにお伝えすると、思春期の頃にはすでに側弯症があったという方は整体等では改善が難しいため、整形外科などを受診することをオススメします。
若い時に姿勢が悪いと腰が痛くなりやすいの真相
お子さんがいる家庭の方は心配したことがあると思います。
しかし、研究によると姿勢が悪くても痛みが出やすくなるということはありません。
子供は骨や関節がとても柔軟です。
医学の本を読んでいても、子供は別の生き物だと思って対応しないといけないと書いているものもあります。
例えば骨折です。
骨折をして骨がズレていたとします。
その時に大人の場合は、整復といって骨を元の位置に戻してから固定などでグラグラ動かないようにして回復を待ちます。
しかし子供は別です。
子供は骨折してズレていたとしても固定さえしておくと勝手に元の位置に骨が戻るという特徴があります。
このように子供がいくら姿勢を悪く過ごしていたとしても、痛みの原因になる可能性は少ないといえます。
悪い姿勢で働く仕事をすると腰が痛くなりやすい
よくテレビなどで、田舎のおじいちゃんおばあちゃんが田植えや畑作業をして腰が曲がっているのに元気に仕事をしている。
という光景を見たことがあると思います。
私の実家も田んぼや畑に囲まれていたので実状はすごくわかるのですが、あの方々は若い頃から農業をしています。
にも関わらず、痛みを抱えていない人がとても多いです。
これはどういうことなのでしょうか。
答えは簡単です。
姿勢が悪い事と、痛みが出るということは無関係だからです。
ですので、寝る時などの姿勢、座る時の姿勢などは特に気にしなくてもいいというのが結論になります。
今まで椅子に座る時に浅く座っていたり、横向きじゃないと寝られないという方には嬉しい内容ですね。
今回はこれで以上となりますが、今後もこのように日常で役に立つ情報や医学の最新の内容などを紹介していきますので、定期的にチェックしてみてくださいね!
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