当院へお越しの方から多く質問を受けるのが、
「私、寝付きが悪いんだけどいい方法ありますか?」
というものです。
寝たいのに寝れないというのもなかなかツラいものです。
前回の記事で紹介した睡眠不足による影響でも紹介しましたが、
寝る時間が短くなると身体的にも精神的にも大きな影響が出ます。
人の体には神経が2種類存在します。
①交感神経(集中している時、興奮している時などで活発になる)
②副交感神経(リラックスしている時に活発になる)
この2つがあります。
そして睡眠で重要になってくるのが、
②の副交感神経です。
寝付きが悪い方は交感神経が活発になりすぎることが
大きな原因になっていることが多いです。
そうすると、常に興奮している状態になり
リラックスすることができなくなります。
つまり、この2つの神経のバランスを取らなくてはいけないのです。
今回はそんな寝付きが悪い方でも、
すんなりと睡眠に入れるようになるための方法を3つ紹介します。
①呼吸に集中する
やり方を先に紹介すると、
吐く時間を長くし、そこに意識を向けることです。
人は呼吸の中で先程の2種類の神経を交互に使います。
息を吸っている時は交感神経、
息を吐いている時は副交感神経。
つまり、吐く時間が長くなればなるほど、
体はリラックスしてくるのです。
逆に朝起きて活力を上げたないなら、
吸う時間を長くするといいということになります。
このように、呼吸だけでも神経のバランスが整い、
寝付きが悪い人でも気がついたら寝ているという状態になります。
②力を入れて抜いてを繰り返す
これはアメリカの軍隊でも使われているものです。
軍人さん達は戦場で銃弾が飛び交う中でも、
睡眠をとりながら戦わなくてはいけません。
実際に戦場で亡くなる方の30%は睡眠不足状態の
味方からの誤射撃によるものといわれています。
それを防ぐために生み出されたのが今回の方法です。
布団で横になったら、体のどの部位でも構いません。
肩でも手でも足でも。
どこかの部位に10秒間力を入れて、スッと力を抜きます。
その時に体から力が抜けていく感覚を感じながら行います。
これをしばらく繰り返していくと自然と睡眠に導入しています。
③寝る1時間前はスマホやテレビを見ない
現代ではブルーライトがとても多く存在します。
このブルーライトが睡眠の敵となっているのです。
このブルーライトを浴びると脳が興奮してしまいます。
興奮するということは寝付きが悪くなるということです。
ですので、少なくとも寝る1時間前からはブルーライトは
浴びないようにしたほうが寝やすくなります。
この3つが寝るための方法になります。
このように今後も情報をどんどん発信していきますので
楽しみにお待ちください。