整体をしている立場でこれをお伝えするのはもしかしたら間違っているのかもしれません。
とはいえ、事実なのでぜひ覚えておいてほしいです。
結論から先にお伝えすると、ストレスが溜まると腰痛が出やすくなります。
痛みが無くならなかった時の保険として言ってるだけじゃないの?
と疑いの目を向けたくなる気持ちもわかります。
今回は、この記事を見ているあなたが腰痛を感じた時に、それがどこが原因で、どう対処すればいいのかを自分で判断できるようになることをゴールとしてお伝えします。
もちろん全てが判断可能というわけではありませんが、ある一定のところまではわかるようにはなります。
この判断が自分でできるようになると、わざわざお金と貴重な時間を使ってマッサージなどに通い、効果を実感できないということを避けることができます。
ですので、あくまでも体の知識の幅を広げるものだと思って気楽に読み進めてみてください。
今回の研究は腰痛で悩んでいる人を19,572人を調べたメタ分析(メタ分析:科学的根拠の中で最も信憑性の高い研究のこと。高ければ高いほど信憑性があるといえる)となります。
一般的には腰痛の原因として、
・姿勢が悪いから
・長時間、同じ体制でいるから
・足を組むから
と、言われることが多いのですが今回の研究ではこれをメンタルの視点から見て痛みの原因を特定しています。
今回の研究では次の4つの問題をチェックしています。
- 仕事量:仕事が多すぎていないか
- 仕事のコントロールレベル:仕事の進め方や内容を自分で自由に調整できるかどうか
- 社会的支援:同僚や上司から心理的なサポートが得られるかどうか
- 報酬:自分の成果に対して正当な見返りがあるかどうか
これらを考慮し研究をしたところ、次のことが判明しました。
- 仕事量:多いと腰が痛くなりやすい(1位)
- 仕事のコントロールレベル:腰痛を引き起こしている(2位)
- 社会的支援:腰痛の原因になる可能性がある(3位)
- 報酬:技術の自由裁量(労働者がどれぐらい幅広いスキルを使えるかどうか)は腰痛との相関関係はなかった
結果を見たところ、仕事が腰痛に与える影響はやはり大きいようですね。
とはいえ、仕事を急にやめるというのも現実的ではないので自分だけのストレス発散方法を見つけておくことが重要になってきそうですね。
今後もこのように体に関する情報を発信していきますので、定期的にチェックしてみてくださいね!
当院の腰痛に関する情報もこちらからご覧ください。